新入生へ贈る言葉
お祝いの言葉を述べることはないのですが、なんとなく、お祝いの挨拶をするとしたら、と考えたので書いてみます。
「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
私は、学校や家庭で困ったことがある子や、親御さんの相談に乗る仕事をしています。
皆さんの、相談を聞くことがあるかも知れませんし
全く話をしないかも知れません。
もしかしたら、皆さんの知らないところで、皆さんについての相談を聞くことがあるかも知れません。
会うことがないまま、卒業されることも沢山あるでしょう。
会うことがない方が良い、という意味ではありません。
皆さんが知らないところで、皆さんのことを心配し、困りごとを解決したいと思い、私に相談してくれる人もいるかも知れないし、皆さんの知らないところで私が相談を聞き、相談をしてくれた人が、解決してくれることもあるかもしれないということです。
それは、皆さんが知らない所でも、多くの人が皆さんのことを心配したり、応援しているということです。
皆さんが知らないところで、多くの人が、皆さんのことを応援しています。
成果を、返してほしいわけではないのです。
もちろん、成長してくれた姿を見られたら嬉しいです。
幸せに、なってくれることも嬉しいです。
残念ですが、苦しみも、挫折も、傷つきも、皆無のまま学生生活を送ることはないでしょう。
失敗をすることもあるでしょう。
しかし、そのいずれを経験されても、私達は皆さんの応援を止めません。
幸せになってくれることへの、期待を無くしません。
多くの大人たちが、皆さんを応援しています。
皆さんの目に触れないところでも。
もしよければ、少しでも大人たちの応援を信じて、新しい日々を進んでください。
頑張って下さい。
入学おめでとうございます。
私達も、とても嬉しいです。